気象大学校の偏差値
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気象大学校の特色
気象大学校は、千葉県柏市旭町に位置する、気象庁が設置する国土交通省所管の省庁大学校です。この学校は1962年に設置され、気象庁の中核となる職員の養成を目的としています。学校の略称は「気大」または「気大校」とされていますが、発音が「気象台」と混同される恐れがあるため、注意が必要です。
気象大学校の教育体系は、一般の大学に相当する4年制の大学部と、気象庁職員向けの研修部から構成されています。大学部では、将来気象庁の幹部となるための教育が行われ、学生は国家公務員一般職の身分を持ちながら、教育を受けます。授業料の代わりに給与が支給され、2018年時点で月額約14万円が給付されています。卒業時には、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構に申請を行い、学士(理学)の学位を取得可能です。
特に注目すべき点として、他の省庁大学校と異なり、気象大学校では制服が無く、学生は私服で授業に臨みます。また、防衛大学校や海上保安大学校のような寮生活が義務付けられている訳ではなく、自宅からの通学も可能で、学生生活において一定の自由度が保たれています。
研修部では、全国の気象台や測候所の現職職員を対象にした研修が行われ、予報や地震・火山、海洋気象など、専門的な気象業務に必要な知識と技術が教授されます。
教育課程には、人文科学、社会科学、自然科学の基礎科目として数学、物理学、化学、情報学などが含まれ、専門科目として気象学、地震火山学、地球環境科学などが設けられています。また、500時間以上の特修課程では、実際の気象業務に必要な観測や実習が行われます。
キャンパス内には多彩な施設があり、学生生活を支えるクラブ活動も充実しています。野球部、サッカー部、テニス部などの体育系クラブや、天気の会、リコーダーアンサンブル部、星を見る会、軽音楽部など、多岐にわたる文化系クラブが活動しています。
これらの特色により、気象大学校は気象に関連する専門知識と技術を持つ、高度な公務員を育成するための独特な教育環境を提供しています。
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